中部経済新聞新聞に掲載されました
JR大垣駅ビル「アピオ」の3階にある「大垣アピオ歯科・矯正歯科」は2007年4月に開院した。駅ビルの中というアクセスの良さ、日曜日も診療していること、また通勤・通学の患者を考え診療時間を午後8時までにしていること(平日)等もあって、日々多くの患者が歯の治療に訪れる。
亀山哲郎院長は「地域のニーズに応えるため。3年前から訪問歯科診療も始めました」と話す。非常勤スタッフ4人を抱え、訪問歯科診療を行っている。大垣市内はもとより、養老町や垂井町までというからかなり広いエリアをカバーしている。
もともと矯正歯科専門医でもある亀山院長は、大学の歯学部卒業後、矯正歯科についてもっと知識を深めたいと別の大学に進み、さらに矯正歯科を学んだという、珍しい経歴の持ち主。もちろん、一般歯科診療も行うが、矯正歯科の話になると自然と院長の口調は熱を帯びる。
歯に針金状のワイヤーを巻いて行う従来の矯正術に加え、最近はマウスピースを用いた矯正術が広がっている。「マウスピースは目立たない、痛くない、来院回数も少なくて済む、と利便性が良いので、こちらを選択する患者さんが増えています」(亀山院長)。いくつかあるマウスピース矯正術の中でも特に精度が高いと世界的にも認定されているのが「インビザライン」という名称の矯正術。亀山院長は、多く施術をした技術力が認められ、優れたインビザライン施術者に送られる認定を受けている。「おそらく岐阜県では私だけではないかと思います」と控えめに話すが、治療実績が認められている証だ。
亀山院長から、読者世代に向けて、日ごろの口腔ケアについてアドバイスをもらった。「最近はいい歯磨き剤が市販されています。ただ虫歯予防だけでなく、歯周病予防、知覚過敏対策等、中高年の悩みをダイレクトにケアしてくれるものを上手に利用してください。また、歯磨きの仕上げに洗口液の使用もおススメです」。
また「虫歯がなくても定期的に歯科医院へ行き、歯石を取ることも大事です」とも話す。
ヒトが歯を失う原因のトップは歯周病。そしてその原因となるのが溜まった歯石だ。
歯科医院は虫歯になってから行く場所ではなく、口腔ケアのために自ら足を運ぶ場所だと改めて感じさせられた。